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カルチャー

[海外研修]

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[海外研修]

#01:日本ではできない
インプットで、
仕事のクオリティを
高める。

ゼロからものを生み出す者として、インプットは欠かせない。
海外に行かなければ得ることができなかった知識とともに、
4人はさらなるステップアップを目指す。※取材当時の旧社名表記で掲載しています。

松田 佳大

松田 佳大

ソリューションデザイングループ
インサイトセールス第2Div.
コンサルティング3課
新卒2015年入社

スポーツビジネスへの理解を深めるため、5日間に渡りアメリカ合衆国のロサンゼルスで球場や店舗のリサーチを行なう。

神野 悠里

神野 悠里

ワークスタイルデザイングループ
ユニフォームプロデュースDiv.
プランニング1課(デザイナー)
新卒2014年入社

フランスのパリで開催されるプルミエール・ビジョンへの参加が主な目的。その他7日間に渡ってパリ、アントワープ(ベルギー)内の店舗や美術館を巡る。

沼田 真吾

沼田 真吾

ソリューションデザイングループ
インサイトセールス第1Div.
コンサルティング1課
新卒2014年入社

SDGsへの知見を広げるため、サステナブル先進国であるイギリスとドイツへ。5日間に渡り、ロンドン・フランクフルトでの市場調査や展示会に参加。

後藤 由貴

後藤 由貴

ワークスタイルデザイングループ
ユニフォームプロデュースDiv.
プランニング2課
中途2017年入社

2日間に渡り、ベトナムのホーチミンにあるメディカルウェアの工場の視察を行う。

文化の違いから
アイデアが生まれる。

松田:僕はアメリカのロサンゼルスに行きました。目的は、アメリカのスポーツビジネスを体感して、SP事業に落とし込むためです。僕が担当しているクライアントにはプロ野球やプロサッカーなどの運営会社様がいらっしゃいます。クライアントへのより良いご提案とスポーツビジネスの領域拡大のため、あらゆるスポーツのトップリーグが集結するアメリカでどのようなグッズが販売されているのかアイデア収集を行いました。

後藤:何か日本とは違うアイデアはありましたか?

松田:そうですね…ものとしてのアイデアは日本とそこまで変わらなかったのですが、文化が違うなと感じました。例えば、現地でLGBTを象徴するレインボーカラーの球団グッズを見たときは驚きました。球団グッズがそのような意味合いを持つことにもですが、そもそも日本ではあまりレインボーカラーのグッズを見かけませんよね。

神野:日本には主張する文化があまりないからかもしれませんね。アメリカやヨーロッパは、何かを身につけて自分の意見を主張することで、その価値観がたくさんの人に広がっていくイメージがあります。

松田:神野さんがおっしゃる通り、アメリカでは主張する文化が強いと感じました。その文化からか、自分の好きなチームのグッズを普段使いしたいという需要もあり、レプリカユニフォームなどの衣類系のグッズがよく売れます。でも、日本では観戦するときにしか着用されません。私服で着るには少し恥ずかしい。そのため、帰国後クライアントに衣料系のグッズを提案する際、日本人でも普段使いもできるように黒地に黒いロゴを入れるなど、さりげないデザインのものを企画しました。

沼田:すごい。研修がしっかり仕事に活かされてますね。

日本とは異なる
ユニフォームの捉え方。

神野:私はフランスのパリとベルギーのアントワープに行ってきました。メインの目的はパリで開催されているプルミエール・ヴィジョンに行くことでした。プルミエール・ヴィジョンはファッション業界ではいちばん大きな展示会で、ここからトレンドが発信されると言われています。その他にも街中や百貨店、美術館を回って、デザインにおける感度を高めに行きました。

※プルミエール・ヴィジョンとは
毎年2月と9月にパリで3日間に渡り開催される、全世界のファッション業界に向けた素材とサービスの見本市。内容はテキスタイル、服飾資材、レザー、図案、裁縫、糸の6部門から構成されている。世界3大ファッション見本市のひとつであり、世界50カ国以上から1000社以上が出展、来場者は5万人を超える。

後藤:世界中のファッション関係の企業がプルミエール・ヴィジョンに参加して、今期のコンセプトを考えているんですよね。

松田:SP事業で衣料に携わっているのに知りませんでした…。

神野:プルミエール・ヴィジョンではたくさんの生地に触って、たくさんのものを見て…とにかく情報を詰め込みました。街中のリサーチでも、学ぶことがたくさんありました。松田くんの話でレインボーグッズの話題が出ましたが、フランスもLGBTの発信が進んでいるなと感じました。どんな性別の方でも使えるように、男女兼用のトイレが設置されている百貨店もありましたし、ユニフォームに関しても、男女でのはっきりとしたデザインの差がありませんでした。

沼田:フランスのユニフォームはユニセックスなデザインなんですか?

神野:ユニセックスなユニフォームを着ている、というよりも、そもそもフランスでは日本ほど制服文化がないように見えました。例えば、日本のファストフード店だと帽子からシャツ、パンツ、エプロンとそのお店ごとのユニフォームが全身で揃えられていますが、向こうだとお揃いのエプロンを着用するだけ。アイテムやカラーで揃えているところが多かったです。一方で、お店の案内係の方は目立つように違った服装をしていたり、小学生がみんな蛍光色のベストを着ていたり。視認性や安全面を重視している印象を受けました。

沼田:ユニフォームの捉え方が日本とは違っているんですね。

神野:日本では視認性や安全性に加えて、その一着が店舗やブランドの世界観を表現していたり、働く方のモチベーションに繋がっていたりしますよね。日本のユニフォームは目に見えない感情部分での役割を果たしている、ということを改めて感じました。

オンワード商事がSDGsの
重要性を発信していく。

沼田:僕は、SDGsチームでサステナブル先進国と呼ばれるイギリスのロンドンと、ドイツのフランクフルトに行きました。街中や店舗でのSDGsの取り組みを調査し、SP事業に還元させることが目的です。

神野:ヨーロッパはSDGsの取り組みが進んでいますよね。

沼田:特に印象的だったのはエコバッグですね。日本のエコバッグは小さく折りたためるポリエステル素材のものがほとんどですが、ロンドンもフランクフルトも、街中にあるエコバッグは麻や綿でつくられているものばかりでした。

後藤:現地のエコバッグはいくら位で販売されていましたか?

神野:フランスにも麻や綿のエコバッグがありましたけど、100円くらいで販売されていましたよ。

沼田:他にもSDGsの取り組みとして、不要になった瓶や缶を入れると容器代が還元されるシステムが街中に設置されていました。これは日本でも一部の店舗などで行なっていますよね。

松田:確かに日本にもありますが、そういったシステムが生活に溶け込んでいるところがいいですね。気軽に取り組める環境が身近にあるからSDGsがその地域に浸透しているのかもしれません。

沼田:確かに、現地の方は特に意識せず、日常生活を送る中で自然にSDGsに取り組んでいる印象でした。研修後は現地で見聞きした知識を使って、広い範囲でSDGsの話ができるようになりました。日本でもクライアントからSDGsを考慮したSPグッズを制作したいという相談があります。でも、本当の意味でSDGsを考慮するなら、素材から見直さなければいけません。そうするとコストがかかってしまいます。どこまでのレベルで提案していいのか、悩ましい部分もあります。

神野:今後はオンワード商事がSDGsの重要性をクライアントに発信していく必要があると思います。日本でも、これからもっとSDGsへの意識が高まっていくでしょう。本格的にSDGsと向き合わないといけないと気づく瞬間が、どの企業にも訪れると思います。まずは私たちから積極的に動き出していきたいですね。

高いクオリティで縫製するまでが
ユニフォームづくり。

後藤:私はみなさんの海外研修とは異なり、実務の一環としてベトナムのホーチミンにある縫製現場の検証や視察を行いました。というのも、担当しているメディカルウェアにお客様から縫製不良のご指摘が入ってしまった為です。自分で企画したユニフォームだったので、どうしても解決したいと上司に申請し、そのユニフォームを生産している現地の工場を訪れることになりました。

神野:現地の縫製工場を実際に見に行く機会は多くはないですよね。

後藤:すごくいい経験になったと思います。工場では、新人の方でもベテランの方でも一定の高い品質で縫製できるよう、全工程でさまざまな対策がとられていました。縫製の品質を高めるためにひとつひとつの工程で試行錯誤が重ねられ、製品ができあがっていることを知りました。また、縫製以外にも白い素材使いの多いメディカルウェアを扱う工場は、汚れをつけない対策や汚れを排除する対策、高温での洗濯による縫い縮みへの対策に特化していることを学びました。

松田:目的が実務に直結しているぶん、自身の業務への気づきやつながりがたくさんありそうですね。

後藤:そうですね。工場を訪れる前までは、今までにないデザインで動きやすく、かつシルエットが綺麗なものを企画し、提案することが自分の仕事だと思っていました。もちろん、今でもそれらは大切ですが、高いクオリティで縫製し、生産するまでがユニフォームづくりだと改めて気づきました。それからは縫製の仕様なども考慮して工場に企画の相談をできるようになりました。

松田:縫製の現場を実際に見て、理解できたから、意思疎通もしやすくなったのですね。

後藤:現場に歩み寄れたことで、自分の伝えたいことも工場側に伝えやすくなりました。

5年後の同じ場所、
どう変わっているだろう。

沼田:また海外研修に行くことができるなら、5年後に同じ場所に行きたいですね。同じ場所でどんな変化があったのか、実際に見てみたいです。

松田:僕はハワイやラスベガスのような定番の観光地に行きたいですね。観光地では、商品や料理、レジャーなどたくさんのものや事柄にお金を使うじゃないですか。どんなものや事柄に人がお金を使うのかを知りたいです。

後藤:工場の視察はできるなら毎年行きたいですね。海外研修としては、アメリカやヨーロッパなどの医療先進国の現場で、どのようなユニフォームが着用されているのかを見に行って、日本にも取り入れたいと思います。

神野:私も沼田くんと同じ意見で、パリに行きたいです。トレンド感はその時々で変わっていくので、できれば毎年行きたいところです。特に今後はコロナの影響もあって、トレンドが大きく変わると思います。衣料だけじゃなく、事柄のトレンドを発信している場所に行きたいですね。

松田:海外研修に毎年行けるわけではありませんが、次のチャンスのために今から企画書をまとめないといけませんね。

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