[SDGs]
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#02:誰もが活躍できる
環境を
社員みんなで実現。
―女性活躍―
オンワード商事はSDGsに注力しており、
環境、労働、人権、組織統治、コミュニティへの貢献など、
さまざまな視点から取り組みを行っています。
なかでも注目度の高い「女性活躍」について
気になるあれこれを若手社員が先輩社員に直接質問。
総務人財課のメンバーも交え、オンワード商事のリアルを語った。※取材当時の旧社名表記で掲載しています。
加来 彩子
ワークスタイルデザイングループ
ユニフォームプロデュースDiv.
プランニング1課
新卒2019年入社
新卒入社後、営業部門に配属され2年目。現在はワーキングユニフォームやサービスユニフォームを担当することが多く、新たなチャレンジに日々奮闘中。
原田 明子
ソリューションデザイングループ
インサイトセールス第2Div.
コンサルティング2課
新卒2005年入社
入社当時からSP事業部の営業ひとすじ。2度の産休・育休を経て、時短勤務で育児と仕事を両立している。二児の母。
前田 万美
リソースデザイングループ
ブランドマネジメントDiv.
人財課
新卒1990年入社
オンワード樫山に営業として入社後、2008年人財部へ。2013年9月からオンワード商事の総務人財課に移籍。二児の母。
中村 奨
リソースデザイングループ
ブランドマネジメントDiv.
人財課
新卒2012年入社
2012年に入社後2年間法人ユニフォームの営業を担当。2014年から5年間ユニフォームの企画職(MD)として従事。2019年より総務人財課に異動し今に至る。
*インタビュー当時の情報です。
加来:私はまだ入社2年目というのもあって、オンワード商事で産休や育休をとった方にじっくりお話を聞くタイミングがないのですが、原田さんはお子さんが二人いらっしゃいますよね。入社した当時から子育てをしながら仕事を続けようと考えていましたか?
原田:考えていませんでした(笑)入社当時はまだ女性の営業職も少なくて、ずっと仕事を続けるとは思っていなかったです。でも妊娠がわかったとき、家族や上司が背中を押してくれたので、じゃあできるところまでがんばってみようかなと。
加来:会社のみなさんはどんな反応でしたか?
原田:もう本当に、みなさん優しくて。当時の上司は戻ってきてねと言ってくれましたし、仕事内容も相談に乗ってもらえました。男性のみなさんも荷物を持ってくれたり、そんなに走って大丈夫かと逆に心配してくれたり。
中村:オンワード商事は周りが自然に配慮する環境ができていると思います。特にお子さんのいる管理職のみなさんが未経験者に伝えるなど、率先してそういう空気をつくっているのではないでしょうか。
加来:何か会社のサポート制度はありますか?
前田:まず妊娠の報告をいただいた方には、総務人財課から妊娠中・出産前・出産後・復職前に取得できる制度や必要な届け出の方法などをまとめた冊子をお渡ししています。
原田:一冊にまとめてもらっていると、困った時はそれを見ればよかったのでとても分かりやすかったです。
前田:いまオンワード商事は産休・育休取得率が100%なのですが、こういった取り組みはオンワードグループとして14〜5年前から始めています。現在、育児休暇は3歳まで取れますし、時短勤務も小学4年生の4月末日まで可能です。会社としては出産を経て、仕事に復帰してもらえることがありがたいですから、できる限りサポートしたいと考えています。
原田:産休前に有給休暇を使うこともできますよね。
前田:はい、国の制度では出産予定日の6週間(42日)前から産休を取得できるのですが、有給休暇を使ってそれより早くお休みに入ってもらうこともできます。そうすることで産休・育休中に失効してしまう有給休暇を有効に使っていただいています。
原田:私も利用したのですが、出産が近づくと電車や身体の重みが辛かったので、ありがたかったです。
加来:お休みに入ってからは不安だったことってありましたか?
原田:やっぱり社会に取り残されてしまうような…休んでいる間にどんどん時代って変わって行っちゃうのかなっていうのは不安でしたね。
加来:そうなのですか。
原田:でも実際のところまったく問題はなかったです(笑)復帰しても社内もお客さまも変わってなくて。
中村:僕らとしても、いい意味でもう一年も経ったんだっていうくらい自然に接してました(笑)
前田:みんな変に気遣いし過ぎないのがいいですよね。あとは、不安を払拭するために、業務用に支給している携帯電話をそのままお休み中も使ってもらっています。もちろん任意ですが、社内報を見たり社員同士の連絡に使ってもらえればと。
加来:それは嬉しい。会社とのコミュニーションツールがあるっていうだけで安心します。原田さんは復職が決まって何か準備したことはありますか?
原田:まずは子どもの朝の支度のシミュレーションを何度もしましたね(笑)本当に両立できるのかなっていう不安はやっぱりあったので…でも仕事をしているからこその楽しみもあって。
加来:楽しみですか?
原田:そう、一人の時間が持てること!昼食をひとりで食べられるとか。もちろん子どもと離れる寂しさはありますが、復職してしまえばいろいろ楽しいこともありますよ。
加来:復職後の働き方はどうやって決めたのでしょうか?
原田:私は時短勤務を希望したので、それを会社に伝えました。
前田:時短勤務は最大で1日に1時間40分取得できます。就業前・後どちらを短縮するかは自由に選んでもらえます。
加来:仕事内容はどうなりますか?
原田:私は営業なのですが、目標設定にも配慮してもらうなど上司の方がいろいろと用意してくれていましたね。
加来:営業は外回りがあるし、育児との両立は大変そう…。
原田:私の場合はですけど、復職のタイミングで新しい部署に異動するよりは、慣れた仕事の方が勝手をわかっているのでやりやすかったです。
前田:復職後は、基本的には元のポジションに戻ってもらっています。でも部署異動などの希望があれば相談に乗りますよ。
加来:復職して変化したことはありますか?
原田:やっぱり時間にはどうしても制限があるので、仕事の優先度や効率は以前より意識するようになりました。あとは主婦を経験してみて、新しい視点を得ることができましたね。それは仕事に生かせていると感じます。
加来:あの、どうしても時間内に仕事が終わらないときってありますか?
原田:正直なところ、ありますね。止むを得ず時間外になってしまうことも。
前田:そこは改善点ですね。残業分を在宅勤務で補完するなど、いろいろ模索している最中です。
加来:お子さんが急に体調不良になったときは、どうしているんでしょうか。
原田:もう、休むしかないですよね(笑)特に子どもが小さいときは頻繁に体調を崩すので。それでもなんとかこなせる業務量ではありました。あとは家族の協力も欠かせないですね。夫と午前と午後でバトンタッチとか。休みは取りやすいですし、今は在宅勤務も取り入れているので、さらに融通が利くのではないでしょうか。
前田:在宅勤務は、特にお子さんのいらっしゃる方に推進したいと考えています。うまく取り入れて、より働きやすい環境をつくっていきたいです。
加来:書類のペーパーレス化などシステムも、より整っていくといいなと思います。そうすれば、営業も在宅勤務しやすくなりそうです。
加来:男性で育児休暇制度を取得した方っていらっしゃるのでしょうか?
中村:まだいないです。取得して欲しいなというのはあって、社内でも話し合っていますが。国の制度も含めてまだ試行錯誤の段階ですね。
前田:実際、里帰り出産の立会いなど育児のために休暇をとる男性社員もいらっしゃいます。でも会社には「有給休暇」として申請されているので、把握できていない面も。
中村:そこで男性社員の「育児奨励休暇」という制度をオンワードグループとして設けています。これは、出産日・出産後の退院日・子どもの一歳の誕生日に、有給休暇を取得しながらも一般的な休暇ではなく「育児のための休暇」として会社が承認する制度です。そうすることで育児休業給付金の対象として国に申請することができます。人財課からのアナウンスも積極的にしていきたいですね。
前田:どんどん利用して欲しいですね。事例が増えていくと、また次に何をすべきかが見えてくるので。
加来:じゃあ最後に、オンワード商事での女性の働き方でアドバイスはありますか?
原田:うーん、正直…ないというか…(笑)出産やキャリア形成は人それぞれの考え方がありますよね。だから自分のタイミングで、その時その時に考えればいいのではないでしょうか。どんな道を選んでも対応してもらえる会社だと思いますし。
前田:そういうことにクローズではないですよね。
原田:そうそう。
加来:なんだか安心しました。自分だったらこういう感じなのかなって、ちょっと想像がふくらんだ気がします。