オンワード商事株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:村上 哲)は、パーパス(社会的存在意義)とバリュー(社員が体現するべき価値観)の社内浸透を目的に、称賛カードアプリ「PRAISE CARD(プレイズカード)」を2022年3月に導入しました。アプリ導入後に、当社独自の社員の「自分ごと化」推進施策として、アンバサダー制度やオリジナルカード導入も実施し、社員の会社への信頼度・愛着度を示す「エンゲージメント率」が10%向上したことをお知らせいたします。
▲アンバサダーミーティングの様子
当社は法人向けのユニフォーム・セールスプロモーショングッズ・メンズウェア・ジュエリー・レディスウェア等の企画・生産・販売の事業を行っています。業界を取り巻く社会環境の変化に対応していくため、全社プロジェクトとして1年かけ、パーパス「ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。」を策定し、2022年1月に公開しました。
※参考:https://onward-cd.co.jp/wp/company/purpose/
本パーパスおよびバリューの浸透により、内発的動機に基づく社員のチャレンジを促すことや、コミュニケーション活性により心理的安全性の高い組織をつくることなどを目指しています。
■パーパスおよびバリュー浸透を成功させたアプリ導入と、当社独自の2つの「自分ごと化」推進施策
2022年3月より、称賛カードアプリ「PRAISE CARD」の導入をし、現在まで約1年間運用してきました。
「PRAISE CARD」は、日々の業務の中で、仲間と称賛カードを贈り合うことを通じてコミュニティの活性化を促進するサービスで、メールの文章や対面より手間や心理的負担が少なく、気軽に他者と称賛しあえる環境をつくります。
当社では、導入当初はパーパス・バリューの浸透を目的とし、7つのバリュー(寄り添う・挑戦する・未来を発想する・明るく前向き・誠実・グループシナジー創出・チームマーチャンダイジング)を称賛カードに設定しました。アプリを開くたびにバリューが目に入る環境を整備し、単純接触を増やすことによって、バリューに則った行動を称賛しあうカルチャーの醸成を第一のゴールとして目指しました。
一方で、アプリ導入を決定した事務局と現場では意識差も大きく、アプリの利用定着には全社員の「自分ごと化」を推進する施策が必要だと感じました。
そこで、当社独自の施策として主に2つの取り組みをボトムアップで実施し、全社での利用推進ならびに組織活性化につなげることに成功しています。
- アンバサダー制度導入について
「アプリ導入意図や取り組みの意義を知ってほしい」「組織の問題をもっと自分ごと化してほしい」という思いからアンバサダー制度を始めました。全国の様々な部署から集まった5~6人が、1ヶ月半交代でアンバサダーとして定例ミーティングに参加し、どうしたら社内におけるアプリ利用が活性化するかを議論しています。また、社内に対して各アンバサダーから毎週の利用状況とともにラジオ感覚でのエッセイを綴ったメルマガを送る取り組みを継続して行っています。アンバサダーの等身大の発信が社内をより巻き込み、「PRAISE CARD」 の社内利用活性化に功を奏しました。
▲毎週アンバサダーが配信しているメルマガの一例
・アンバサダー経験者の感想
私はミドル層でスタッフ部門に所属をしています。アンバサダーを経験する前は「PRAISE CARD」の意味すら理解していませんでしたが、スタートミーティングで会社のアプリ導入に対する想いを知りました。
そして今、社内コミュニティが大きく変化したと感じています。社内メールと言えば業務連絡だったものが、メルマガとしてペンギンの写真、お花の写真などがついている社員個人のエッセイとして配信されるようになりました。「PRAISE CARD」をきっかけに、ミドル層であっても“新しい事を理解する必要性”を知りました。
- オリジナルカード導入について
アンバサダーが参加する定例ミーティングの中で、「新しいカードの追加でマンネリ化を防げば、ゲーム感覚でより楽しんで使えるのではないか」「バリューカードだけでは送りたい気持ちに当てはまらないシーンが多い」という声があがり、当社オリジナルのカードを期間限定で設定しています。・当社が作成したオリジナルカードについて
これまでに作成したオリジナルカードの数は全10種類です。上司にも送りやすい「リスペクト」カードや、週に1枚だけ送れる「今週のMVPカード」、業務で関わりのない人にも送れる「良い週末を!カード」や「飲みに行きましょう」カードなどがあります。
・オリジナルカードの中でよく使われる人気カード
1位「Thank you」
2位「今週のMVP」
3位「良い週末を」
・全てのカードの中で最も使われているカード
1位「寄り添う」
2位「挑戦する」
3位「明るく前向き」
・オリジナルカード利用者の声
「過去に1度「リスペクト」を貰った時は、普段言われたことが無かったので非常に嬉しかったです。」
「『良い週末を』や『リスペクト』など使いやすいカードが増えたことにより、気持ちを伝えやすくなりました。」
社内の声
・「他の部署の方からカードを受け取ると、自分の行動や成果が伝わっていると感じてより嬉しいです。」
・「社内でなかなか話す機会がない方からカードを頂くと、少し距離が縮まったような気がしました。」
・「年次が浅いため、チームで仕事をする際のコミュニケーションツール、関係構築のツールとして役立っています。」
・「とても良いコミニュケーションツールだと思います。カードのやり取りも楽しいのですが、アンバサダーメールは仕事以外の日常の姿が垣間見えて拝読していて楽しいです。」
■オンワード商事 コーポレートデザイングループ 取締役 草薙 正基コメント
社内コミュニケーションに課題を抱えている状態ではありませんでしたが、「PRAISE CARD」を導入することにより社員のコミュニケーションが更に活性され、部門間の社員の関係性向上に繋がっています。また、社員が「PRAISE CARD」を送り、受け取る過程で、パーパスとバリューを身近に感じる効果も期待できると思います。企業文化は何もなく湧き出てくるものではなく、社員一人一人の意識によって醸成されるものであると考えています。今後も、社員と一緒に企業価値向上に取り組んでいきます。
■その他の当社のパーパス浸透に関する取り組み
シンボリックアクションの実施
企業やブランドの姿勢をメッセージ化して社会に問いかけ、パーパス(社会的存在意義)を示すコミュニケーション活動であるシンボリックアクションを実施しました。事業部を超え、プロジェクトメンバーを募集した2つの取り組みを2022年~2023年にかけて実施しました。
関連リリース:
「ANAとオンワード商事の共同アップサイクル 飛行機の廃シートカバーをルームシューズに!」
http://onward-cd.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/11/20221110.pdf
「産官学連携の高校生版ビジネススクール『東京プランニング・ラボ』に参画」
http://onward-cd.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/07/20220719.pdf
- エンゲージメントセミナーの実施
2022年7~8月にかけて、入社3年目から35歳以下を対象としたワークショップを実施しました。「パーパスに基づいてオンワード商事をどう変えたいか」をテーマに、世代や事業部を超えた4人1組のグループでディスカッションを行いました。投票で選ばれた3グループは経営層の前で直接プレゼンし、優勝したグループのアイデアが実際に採用となりました。 - 全社表彰制度を全面改変、「ベストスマイルアワード」の実施
上記エンゲージメントセミナーで優勝した「笑顔のシェアリングプロジェクト」のアイデアを採用し、従来の業績連動の表彰に加え、パーパスを体現した社員を全社投票により選んで表彰する「ベストスマイルアワード」を新設しました。
- 管理職向けセミナーの実施
2022年10月に管理職向けのワークショップを実施しました。パーパスをベースに、部下のモチベーションを引き出すための言葉の選び方や接し方、上司と部下のタイプ別に見る関係の築き方など、実践式の対人スキルを学ぶ機会を創出しました。
■「PRAISE CARD」 について
「PRAISE CARD」 はBIPROGY 株式会社、株式会社博報堂、株式会社博報堂コンサルティングの3社が運営する、日々の業務の中で、仲間と称賛カードを贈り合うことを通じてコミュニティの活性化を促進するサービスです。メールの文章や対面より手間や心理的負担が少なく、気軽に他者と称賛しあえる環境をつくります。
https://praise-card.com/
■オンワード商事株式会社 概要
「ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。」をパーパスに掲げ、法人向けにブランディングやセールスプロモーション、CSRなど、お客様の課題解決へのご提案を行っています。
代表者:代表取締役社長 村上 哲
所在地:〒102-8115東京都千代田区飯田橋二丁目10-10
設立:1962年(昭和37年)4月23日
事業内容:ユニフォーム、セールスプロモーショングッズ、メンズウェア、ジュエリー、レディスウェア、雑貨、健康関連商品の企画・生産・販売、催事販売会開催・運営
URL:https://onward-cd.co.jp/wp/
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HRテックを導入し、会社への信頼・愛着度を示す「エンゲージメント率」が10%向上
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オンワード商事株式会社 広報担当 三島菜々子
TEL:03-5226-1333/e-mail: pr-sj@onward.co.jp