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2022/12/13 スクール

日本旅行とオンワード商事がSDGsに関する協定を締結 学校向けに、環境問題を学ぶ教育旅行等の実践的な学習機会を提供 ~ビーチクリーン活動で回収した漂着ペットボトルを繊維へ再生、学校の制服へ~

オンワード商事株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:村上 哲)は、学校制服の企画・生産・販売事業を行っています。この度、修学旅行等の教育旅行を企画及び催行する株式会社日本旅行(本社:東京都中央区 代表取締役社長:小谷野 悦光)と、両社の顧客である学校に対して、SDGsの取り組みに関する実践的な学びの機会を提供することを目的として協定を締結しました。

当社は、2020年よりサステナビリティ方針を掲げ、デジタル活用による廃棄削減や海洋プラスチック問題の「自分ごと化」推進等の様々な取り組みを行っています。一方で、学校教育においては、体系的な学びのニーズが高まっており、当社にも「制服だけでなく、企業ならではの体系的な学びを生徒に提供してほしい」というリクエストが多く寄せられるようになったことから、今回の締結に至りました。

この協定により、日本旅行が取り扱う修学旅行をはじめとした学校向けの教育プログラムに、当社の経験や知識を生かした「環境課題に関する体験型の学習機会」を組み合わせることで、学校に、「新学習指導要領」に対応した体系的な学習機会を提供することができるようになります。これまでにも、両社が連携して出張授業の提供を行い、参加者の90%が満足したと回答しています。

■本協定締結の背景
グローバル化や、スマートフォンの普及、ビッグデータや人工知能(AI)の活用などによる技術革新など、変化の激しい時代に必要な資質・能力を育むため、2020年度より「新学習指導要領」が導入されました。この新学習指導要領においては、環境教育を含む持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development: ESD)」の重要性が盛り込まれています。一方で、環境省の教育関係者への調査*によると、授業や学校活動で環境教育を行う際の課題としては「授業時間の確保が難しい」に次いで、「適切な教材やプログラム等の準備ができない」、「カリキュラムマネジメントが難しい」という回答が多くみられました。体系的な学びのニーズは高まるものの、学校側のリソースは限られているという教育現場の現状から、当社にも出張授業や体験学習のリクエストが寄せられるようになりました。

そこで、これまでに数多くの学校向けに教育旅行プログラムを提供している日本旅行と、学校制服の企画・生産・販売やSDGs体験授業を積極的に提供するオンワード商事が協定を締結し、学校現場における環境問題などの体系的な学びの場を創出していきます。

*「令和2年度環境教育等促進法基本方針の実施状況調査(アンケート調査)」の「教職員等教育関係者向けアンケート実施結果(900497967.pdf (env.go.jp)」より


■協定締結に基づく主な取り組み
・環境教育における体系的な学習機会の提供
①出張授業の提供(ワークショップ型のアクティブラーニング授業)
環境負荷が高いと言われているアパレル業界に属する当社が直面している環境問題などの社会課題について、実践的な授業を提供します。具体的には、デジタルを活用した廃棄削減や海洋プラスチックゴミについての講義や「学校制服を通じて取り組むべき」社会課題をテーマにしたワークショップ等を行います。

②教育旅行の提供
当社はライフスタイル提案商社の豊島株式会社が展開する、海や川のクリーンアップ活動でペットボトルゴミ等を回収し、アパレル製品原料となる繊維に生まれ変わらせるプロジェクト「UpDRIFT™」に参画しています。このプロジェクトを修学旅行のプログラムに組み込むことで、生徒自身の手でビーチ等のクリーンアップ活動を行います。さらに回収したゴミのうちペットボトルを生徒が着用する学校制服の原料に生まれ変わらせることで、海洋ゴミ問題を「自分ごと化」するきっかけを提供します。


▲当社が3月に参加したビーチクリーンの様子

地球規模の漂着ゴミ問題を知り、生活スタイルを見直すビーチクリーン活動に参加」(リンク先に遷移します)
オンワード商事が青森県弘前市とアップサイクル推進に向けた連携・協力協定を締結」(リンク先に遷移します)


■日本旅行とオンワード商事によるこれまでの取り組み実績
・千葉明徳高等学校の事例
アパレル企業のサステナブルな取り組みや2社の社会課題に対する取り組み、ビーチクリーンプロジェクト等についての講義を行ったのちに「ファッションが創る『新しい世界』とは?〜服の持つ可能性について〜」をテーマにグループワークを行いました。


▲講義の様子


▲グループワークの様子

グループワークショップ・発表については参加者の90%が満足と回答しました。
先生方からは、「環境問題に進んで取り組んでいて、質問にも的確に答えてくださっていたのが素晴らしい」「新たな意見に触れることにより知る考えが多く、もっと知識を増やして社会貢献をしたいと思いました」等の感想が寄せられました。

■株式会社日本旅行 ソリューション事業本部 教育事業部 早川 千織コメント
観光という身近なテーマから、様々なことに興味を持ち、取り組むきっかけを提供していく中で、学校ブランドの象徴となる制服を提供されているオンワード商事様とコラボレーションできます事、大変嬉しく思います。
日頃から学校に対するソリューションを目指す両社だからこそ、遠く感じる社会課題をグッと近づけ、学生の皆様にとって自分ごととして考え実行に移す機会を提供していきたいと考えております。

■オンワード商事株式会社 ワークスタイルデザイングループ 森田 一晴コメント
多くの学校に対して修学旅行などの提供を行っている日本旅行様と、これからSDGsへの取り組みをご一緒させていただけることをとても嬉しく思います。私自身、多くの学校に訪問する中で「制服だけでなく、企業ならではの体系的な学びを生徒に提供してほしい」とのお声を多くいただいていました。全く異なる業種同士のパートナーシップだからこそ、課題解決に向けた新たなアプローチが可能になると感じております。当社の事業活動やサステナビリティへの取り組みを通じて、これからの世の中を担っていく学生の皆様に、深い学びを提供できるよう努めてまいります。

株式会社日本旅行 概要
1905年創業、創業117年を迎える日本で最も歴史のある総合旅行会社です。
ニューノーマルと言われる時代においても、顧客に寄り添う企業姿勢は変えることなく、アライアンスパートナーの皆様と事業を共創していくことを通じ、〝旅行業〟という枠に留まらない新たな価値の創造をする「顧客と地域のソリューション企業」へと進化します。次の時代に向け、当社はお客様の求める価値を実現する企業グループとして社会課題の解決に貢献してまいります。
代表者:代表取締役社長 兼 執行役員 小谷野 悦光
所在地:〒103-8266 東京都中央区日本橋1-19-1 日本橋ダイヤビルディング12階
設立:1949年(昭和24年)1月
事業内容:旅行業・各種の乗車船券の受託販売・各種の入場券、観覧券等の受託販売・各種の広告に関する事業・国際・国内会議の開催及び各種催事の企画、立案ならびに運営に関する請負
旅行・観光、文化に関するセミナーの開催ならびにコンサルタント業務
旅行に関する物品の販売ならびに取次
URL:https://www.nta.co.jp/

オンワード商事株式会社 概要
「ヒトと地球(ホシ)の、明日(あした)の笑顔をデザインしつづける。」をパーパスに掲げ、法人向けにブランディングやセールスプロモーション、CSRなど、お客様の課題解決へのご提案を行っています。
代表者:代表取締役社長 村上 哲
所在地:〒102-8115東京都千代田区飯田橋二丁目10-10
設立:1962年(昭和37年)4月23日
事業内容:ユニフォーム、セールスプロモーショングッズ、メンズウェア、ジュエリー、レディスウェア、雑貨、健康関連商品の企画・生産・販売、催事販売会開催・運営
URL:https://onward-cd.co.jp/wp/

ニュースリリースPDFはこちら
日本旅行とオンワード商事がSDGsに関する協定を締結 学校向けに、環境問題を学ぶ教育旅行等の実践的な学習機会を提供


学校関係者からのお問い合わせはこちら
オンワード商事株式会社 スクール担当 森田
TEL:03-5226-1336/e-mail:i-morita@onward.co.jp

報道関係者からのお問い合わせはこちら
オンワード商事株式会社 広報担当 三島菜々子
TEL:03-5226-1333/e-mail: pr-sj@onward.co.jp